旦那様はヤンキーくん
「それはっこちの台詞だっ!」
俺はそう言って、彩乃を睨みつけた。
「あんたみたいな
女ったらし、こっちから願い下げ!」
「んなっ…」
なんでお前にそんなこと言われなくちゃなんねぇんだよ!!
「こっちだって願い下げだからな!」
俺はそう言って、
陸斗の後ろの自分の席に荒々しく座った。
「夕翔、プリントッ…」
バシッ!!
俺は、彩乃にプリントを投げつけた。
そして、机に突っ伏した。
彩乃は、気まずそうに去って行った。
んだよ。
なんであんな女にあんなこと言われただけで…
こんなにイライラするんだ???