旦那様はヤンキーくん





「あれは、
 中林の愛情表現なんだって!」



「…愛情表現?」





また意味の分からないことを…





「お前の不特定多数の彼女の中に 
 中林も入れちゃえばっ?」




そう言って、陸斗が笑った。






「…入れねぇよ!
 つーか、不特定多数じゃねぇし!
 6人だからな?!」






「…………」






一瞬、その場の空気がしらけた。






「………彼女の数は置いといて。 
 俺はあんな奴彼女って認めねぇからな」




俺は、そう言った。






「へぇ♪」





陸斗が、あやしく笑った。






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