旦那様はヤンキーくん






―その時




ドンッッッ




「うわっ…」




あたしに、身長の高い男がぶつかって来た。





あたしは、体勢を崩し倒れそうになる。






―その時




「大丈夫ですかッ?!」





そう言って、蓮君があたしを受け止めた。





「あっ、あたし重いよ?!」




「軽いですよ?」





そう言って、蓮君が笑った瞬間―――…










「………夕衣…?」










誰かに、名前を呼ばれた…








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