旦那様はヤンキーくん
………………
…あれ??
いつまで経っても、痛みが来ない??
そう思って、あたしは目を開けた。
すると、そこには
手を振り上げたまま固まってる斎藤さん。
…どうしたんだろ?
そう思って振り返ると…
「……沢田君…?」
後ろにいたのは、汗だくの沢田君だった。
「な、んで…」
あたしが言うと、沢田君は
「…お前が連れてくの見て
なんかあるかなって思ったから
心配で、さっき教室から出て探した」
と言った。
…探してくれてたんだ…