らぶりぃBOY
*1*
人気のない廊下を、フンフンとスキップして駆け抜ける。
ずっっと願っていたことが、遂に叶った。
さっき、アルバイト採用の電話がかってきたんだ。
家から1キロも離れてないのに、今まで2回しか行ったことのない、高級レストランから!
庶民の私には、とても手が出ない…
だから、高校生になったらバイトしようって、ずっと決めていた。
そこから、先週受けた面接に、オッケーのサイン。
あの可愛い制服を着て、接客が出来るなんて…
時給も悪くないし、賄いも出る。
倍率も高くて、いたします可愛い娘しか採用されないって有名なのに…
やったぁーーー!!
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