らぶりぃBOY



そこにあったのは、2本の黒い棒。


パニック状態の私は、わーきゃー騒ぎながら、目の前の棒を叩き続けた。



『私なんか食べても美味しくないよ?

食べないでー!

殺さないでー!

まだ死にたくなぁい!

ごめんなさい、何でもするからぁ!!』




「お前、痛いんだけど。」



へ?



急に手応えがなくなり、黒い棒が私から離れていった。


それと同時に、視界に入ってきた白いもの。





これは……





上靴?




サァーッと血の気が引き、正体を調べるために黒い棒を上へ上へと辿っていった。




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