ありがとう
「ごめん。行こう」


美紀ちゃんが出てきた


「美那、パパとおりこうにしててね。ママ用事あるけど、なるべく早く帰るからね」


そう言って私は美那の頭を撫でた


「わかってる!パパがいるからだいじょうぶだもん」


表情は今にも泣きそう


「美那、すぐ帰るから!朝起きたら美那の隣に寝てるからね」


「うん…ほんと?」


「本当だよ!だからパパのこと、美那がお世話してね」


「え〜いやだ〜(笑)」


美那が笑った


「じゃ、美那頼んだよ」


私は旦那にそう言って、佐藤くんの車に乗り込んだ


美那と離れるなんてやっぱり私には無理


結局旦那と一緒にいるしかないのかな







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