ありがとう
「どうしたの?」


「たべたいから」


いつもとちがう美那の様子に、私は保育園で何かあったと察した


「じゃあ、お店に着くまでにどうしてピザが食べたいのか教えてくれる?」


「かいにいってくれるの?」


「美那が教えてくれるんならね」


どうせ旦那は帰り遅いし、私はまたお店に逆戻りし始めた


美那の話を聞くと、大好きな男の子がピザが大好きで、ライバルの女の子がおやつにピザを食べるから、男の子が女の子を好きになったらどうしようっていうことだった


お店の前に車を止めて店に入り、ピザパンを買った





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