ありがとう
店から出た時、現場の方から皆が出てきた


ヤバイ


私は急いで美那を乗せた


「今日はごちそうさま〜」


あのオジサンだった


「いえ…」


「お子さんいるの?」


「あ…はい」


私はチラッと彼を探した


私なんかどうでもいいって感じで仲間と話している


何となく安心した


他の人が通り過ぎようとしていたのに、オジサンは車の中を覗き込んだ


「おっ!女の子か?可愛いな〜うちの孫と同じ位かな?」


そう言ってニコニコしながら美那を見る


それに気付いた彼もオジサンの隣に来て美那を見た


「本当だ!可愛い〜俺も子供欲しいな〜」





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