ありがとう
「ごちそうさま。旨かった」


「うん」


旨かったっていう、旦那のひとことが嬉しかった


私、少しだけど頑張ってみた


旦那がもう少し、家庭の事を考えてくれることを願いながら眠りについた





そして朝、美那と一緒に家を出た


美那を送り、仕事に向かう


現場の前を通り、今日も彼に会えることを楽しみにしていた


「いらっしゃいませ〜」


彼と話したい


私は仕事が楽しく感じ、お昼が待ち遠しかった


「ありがとうございました〜」


笑顔も自然と出る






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