ホントの私。

目の前にある断崖絶壁の壁を

もがいてもがいてもがいて

登ろうとするほど






足場は崩れ

指先の力は薄れ





登りきり、あなたのいる地上へ上がることなど 
二度と不可能なのだと 打ちひしがれた。








深くて 暗くて 寒くて 静かで



そんな中で 思ったんだ。








もう 笑わなくていいかなぁ

もう バカしなくていいかなぁ って





このまま目を閉じれば 
消えてしまえるんじゃないかって


そうしたら 楽になれるんじゃないかって。






消えてしまえば 消してしまったあの子の元へ
いけるんじゃないか って。











































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