友達の好きな人
「………キラリ?」
聞き慣れた声に反応して振り返えると不満そうな表情のタカちゃんがいた
「タカちゃん!戻ってきてたんだ」
「なんでキラリが圭介と一緒にいるの?」
「…………え?」
「葵君が1人だったからおかしいと思ったら圭介と一緒だなんて」
「違うよ!タカちゃん私はタカちゃんが気になって科学準備室に行ったら圭介がいて…」
「……それで?真っ直ぐここに来た?」
「それは...」
どうしよう
「俺が無理矢理誘ったんだよ!腹減ったから1人で喫茶店入るのもなんだし」
「私はキラリに聞いてんの!」
「そ…そうなんだぁ!圭介がさ1人で喫茶店は恥ずかしいってゆうから仕方なくだよ!」
「…………ほんと?」
「ホントホント!」
「そっか。ごめん私てっきり……」
「いいの!いいの!行こう」
私はタカちゃんの背中を押して受付に戻った。後ろを振り向いて圭介に手でゴメンをした
圭介は軽く手を上げて返してくれた
私はなんだか複雑な思いに胸が締め付けられそうだった