恋はピンポンダッシュ!
少年、中村海斗―後編
夏季は、メモ帳(ポエムのノートとは別物)に、海斗に対して言ってやりたい事を書き出した。ただ、余りにも感情的になって書いたので、字がでかくなり過ぎてしまい、初めの冒頭の部分だけで終わってしまった。
―あちゃあ~っ!でかく書き過ぎちゃった。…まあ、いいか。先制パンチはでかいほど勢いがあってよろしい。―
早速その手紙を、見山君伝いに、海斗に渡した。
〈こらあっ!あんた!〉
その回ってきた手紙を見て、海斗は驚き、夏季の方を振り向いた。夏季は、じっと海斗をにらんでいる。
しばらく、二人は目を合わせ続けているだけだったが、その状態を保ちつつ、さらに夏季は、ブラインドライティングで、海斗目掛けて、見山君伝いに第二の矢を放った。
〈勝手にレディのノートを読むんじゃないっ!何なのあのコメントは?(-"-;)〉
ようやく夏季の意図を理解したのか、海斗は、その手紙を裏返して何か書き始めた。そして、
「これ、そちらの素敵なレディに渡してくれる?」
と、見山君伝いに、夏季あてに矢を打ち返した。
―あちゃあ~っ!でかく書き過ぎちゃった。…まあ、いいか。先制パンチはでかいほど勢いがあってよろしい。―
早速その手紙を、見山君伝いに、海斗に渡した。
〈こらあっ!あんた!〉
その回ってきた手紙を見て、海斗は驚き、夏季の方を振り向いた。夏季は、じっと海斗をにらんでいる。
しばらく、二人は目を合わせ続けているだけだったが、その状態を保ちつつ、さらに夏季は、ブラインドライティングで、海斗目掛けて、見山君伝いに第二の矢を放った。
〈勝手にレディのノートを読むんじゃないっ!何なのあのコメントは?(-"-;)〉
ようやく夏季の意図を理解したのか、海斗は、その手紙を裏返して何か書き始めた。そして、
「これ、そちらの素敵なレディに渡してくれる?」
と、見山君伝いに、夏季あてに矢を打ち返した。