生徒vs日々の生活?
「……金石、何やってくれちゃってんの?
純粋な乙女に、なんてことすんのさ。」
岬がひどく腹を立て、
隣に立っている女子をかばう素振りをした。
「ホント、なんで寝ぼけて抱きつくかなぁーっ!」
あっはっは、と腹を抱えて笑う白川。
「え?は?
俺は、『神様』に抱きついたはずなんだけど。
…って、その子『神様』?!」
しーん、とその場は静まり返った。
「…金石、ちょっと。」
そう言って、
怖い顔の岬は、俺の腕をつねりながら教室から引きずりだし、
廊下の途中にある広いところまで連れて行かれた。