生徒vs日々の生活?



岬の笑顔が、違う笑顔になって、
白川はハッとし、固まった。


岬はずかずかと白川に近づいていく。


俺は呆然とその場に立ち尽くした。


「…綺音ちゃん。
ちょーっと待っててね☆」


「は、はぁ…。」


固まったままの白川の首根っこをつかみ、
白川を俺がいるスペースまで引っ張ってきた。


「…水華。」


岬が名前を呼んだだけで、
白川の体はビクッと大きく震えた。


「あたしのこと、『バカ』って…言ったかねぇ?」


「……………。」


「んんー?」


「はっ、はいっ!
すみませんでしたっ!!」


白川はもう、子猫のように小さくなっていた。


「認めたね…?
じゃあお仕置き………。」


白川はギュッと目をつぶった。


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