生徒vs日々の生活?



―――とまぁ、不思議なことに悩まされながらも、


試験勉強に本腰を入れたから、
少しずつ悩みも薄れていった。


(さすがに1週間前過ぎると、
勉強以外のこと考えてられないからね。)


いよいよ明日から期末試験。


「今回『も』木本に勝つ!!
あいつに1位の座は譲らないっ!!」


よしっ!


気合いを入れて、
勉強スタート!!


―――夜も更け、
日付が変わった頃。


「そろそろ寝るか〜…。」


布団にもぐりこんで、
少しの間考え事をする。


水華、勉強やってるのかな?
あの日はやってたみたいだけど…。


あの日以来、あたしが残って勉強してたから帰りは別だったし、
水華の勉強の様子全然見てないんだなー。


あたしの『言葉』、いつまで効果あるのかな。


…まぁ、あれは何かの『偶然』。


たまたま本人がやる気出しただけだよな!


エライぞ!水華!


うん、そういうことにしとこう。


水華が赤点取らないことを祈りつつ…。


「おやすみなさーい。」


あたしは目を閉じ、
眠りについた…。


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