少女の祈り
出会い
「こいつ俺の連れ!」
直也は1人の男の人の
肩に手を置いてそう言った。
「初めまして!荻野享平でーす」 抹茶色の髪にチャラチャラの
ピアスをしてニコニコして
言った。あきらかに、
チャラ男だった。
「きょーへい君ぢゃん!」
直也の妹の沙羅が言った。
沙羅は私の同じ中1だ。
沙羅はロングヘアーに
茶髪の可愛い系の
女の子だった。
「きょーへい!この子優璃弥ちゃん!沙羅と同じ中1で俺らの2つ下なんだ!」
「初めまして!私優璃弥って言います!」
ちょースマイルだけど
心臓バックバク!!
自己紹介を済ますと
みんなで語り始めて
いきなり沙羅と直也が
兄妹げんか…
仕方なく私は
きょーへい君と話をしていた。
話てみるとスッゴい
一途で前向きで
私の理想のような人だった。
彼の話を聞けば聞くほど
彼にときめいていた。
私は恐る恐る聞いた
「彼女いるんですかあ~?」
「…いるけど破局寸前!あはは…馬鹿だよなあ~」
あっ…無理してる…
無理して笑ってる…
一瞬でわかった。
頑張って話をそらして
話を盛り上げるために
頑張った。
でもすぐ寝てしまった。