進まぬ声の先にある愛
例えば君はいつも
私のことを試すかのように
笑って何かを突き付ける
それは 恥ずかしいことだったり
ひどく簡単で
かえって驚くほどのことだったりした
何を思っているかなんて
はじめのうちはわからないから
ただただ困惑して
要求されることに従うだけだったけど
そのうち 意地悪もできるほどに成長した
こんなくだらない日常の繰り返しが
そう まるで 永遠に続くかのような錯覚も
私はしばしば感じていた
君は違っていたようだけど