眠れない、キミの夜
いつの間にか 私はリンさん中心の生活になっていて



いつも考える事はリンさんの事ばかり



でも その分 あとが恐かった



私の前から姿を消していく 家族のように







ガチャッ♪



急にドアの開く音がして 駆け寄る



「ただいま ごめん 遅くなったよ」



ちょっと疲れた顔を見せて 帰宅



「お帰り…なさい」



なんて 少し恥かしい



でも やっと見ることの出来たリンさんの顔



ホッとする



なぜだか 今まで考えていた不安が一気に消し飛ぶから不思議
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