『壊れたドアノブ賞』開催
6月4日

未明:自宅の本棚を物色。過去に購入したまま、まだ読んでいない本を確認していると「よくわかる・犬のしつけ」というのが出てくる。うちのワンコは「伏せ」とか「待て」がよく分からない。もう手遅れ。

昼:喫煙所でタバコを吸っていると、ほかの会社のOLさんが「金縛りっていうのはね、脳だけが起きていて、体が起きていない状態なの」云々と話しているのを小耳に挟む。僕は一度だけ金縛りを体験したことがある。高校生のころの、夏休みのある夜。夢の中で僕が山道を歩いていると、どこからか狂ったような女の笑い声が聞こえてきた。目を覚ますと真夜中で、女の笑い声はまだ耳の中で響いていた。そうすると、足元からじわじわと何かが僕の体をのぼってきた。僕の体に覆いかぶさる、長い髪のシルエット。気絶。
あの時の女は、このOLさんだったのかもしれない。

夕方:かわいい野良猫発見。

夜:今日はウイスキーではなく梅酒を飲むことに決める。本企画に永花さんとメガネさんが参加表明。マンモスうれP。

追憶:数週間前、結局一度も公開されることなく、運営の人から「こんなタイトル駄目だよ」と指摘され、削除を余儀なくされた僕のファンタジー小説「スケベの季節」のことを思い出す。現代の女子高生が三国志の時代にタイムスリップし、劉備・関羽・張飛のホモトリオと漢帝国(オトコていこく)復興のために乱世を戦い抜くというストーリーだった。タイトルと章の名前しか決まっていなかった。


以上が6月4日現在の途中経過です
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