流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
「まぁよいわ。必要なものはすべて手に入れた。お濃、光秀」

2人に声をかけると、信長はそのまま建物の中へ歩き出した。その姿を確認すると、お濃、光秀も後に続いた。

「いったい…何がどうなってるの…?」

玲子はポツリとつぶやいた。
ぼぅっといなくなった信長の後姿を見つめている。

「玲子!」

幸村があわてた様子で玲子に駆け寄った。

「大丈夫か?あぁ…こんなに顔に傷が…」

心配そうな幸村の様子に、玲子ははっと我に返る。

「あ、ごめ…大丈夫。それより幸姫は?大丈夫?」

玲子に聞かれて幸姫はこくんと頷いた。

「よかった…」

ぎゅっと玲子にだきしめられ、幸姫は驚いて少しもぞもぞと動く。

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