流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
秘密
食事が終わり、玲子達は一旦ホテルに戻った。正弘たちも、電車がないということで、ちょうど空きがあったので玲子達と同じホテルに泊まった。
「じゃあ私は一足先に帰るね」
そう言って、佐助を連れて東京へと帰っていった。
最後まで、幸村と一緒にいると言って聞かなかったが、流石に佐助の格好が、今の時代では目立ちすぎるため、連れて帰ってもらったのだった。
「それじゃあまた明日」
そう言って、政弘達とロビーで別れようとしたその時だった。
「青柳玲子さん、ですね?」
不意に後ろから声をかけられ、怪訝そうに振りかえる。と、そこには少しばかり年配の男性と、玲子と同じくらいの年齢の男性がたっていた。
「京都府警の坂本です」
「桂です」
そう言って、2人は手に持っていた警察手帳をみせてくる。
「…ご用件は?」
警戒したまま、玲子が聞く。と、もう一人の男性が、チラリと幸姫の方を見ながら聞いてきた。
「お子さん、ですか?」
「ご用件は?」
問いかけには答えずに、じっと2人を見つめながら、もう一度聞く。
「…この男、ご存知ですか?」
そう言って、坂本が1枚の写真を見せてきた。
1人の男性が、何かの建物から出てくるところのようだった。少し遠目に写っているため、顔ははっきりとはわからなかった。
「…さぁ、記憶にはないですが」
玲子の言葉に、坂本はピクリと眉を動かした。
「本当に?」
「ですから、ご用件はなんなんです?」
玲子に聞かれるが、坂本は何も答えない。
「用がないのでしたら失礼します」
そう言って、玲子がその場から離れようとしたときだった。
「…署までご同行頂けますか?」
坂本の言葉に、玲子は足を止めた。
「それは、行かなきゃならないんですか?絶対に」
聞くと桂が、いえ、と短く答えた。
「ではお断りします」
「じゃあ私は一足先に帰るね」
そう言って、佐助を連れて東京へと帰っていった。
最後まで、幸村と一緒にいると言って聞かなかったが、流石に佐助の格好が、今の時代では目立ちすぎるため、連れて帰ってもらったのだった。
「それじゃあまた明日」
そう言って、政弘達とロビーで別れようとしたその時だった。
「青柳玲子さん、ですね?」
不意に後ろから声をかけられ、怪訝そうに振りかえる。と、そこには少しばかり年配の男性と、玲子と同じくらいの年齢の男性がたっていた。
「京都府警の坂本です」
「桂です」
そう言って、2人は手に持っていた警察手帳をみせてくる。
「…ご用件は?」
警戒したまま、玲子が聞く。と、もう一人の男性が、チラリと幸姫の方を見ながら聞いてきた。
「お子さん、ですか?」
「ご用件は?」
問いかけには答えずに、じっと2人を見つめながら、もう一度聞く。
「…この男、ご存知ですか?」
そう言って、坂本が1枚の写真を見せてきた。
1人の男性が、何かの建物から出てくるところのようだった。少し遠目に写っているため、顔ははっきりとはわからなかった。
「…さぁ、記憶にはないですが」
玲子の言葉に、坂本はピクリと眉を動かした。
「本当に?」
「ですから、ご用件はなんなんです?」
玲子に聞かれるが、坂本は何も答えない。
「用がないのでしたら失礼します」
そう言って、玲子がその場から離れようとしたときだった。
「…署までご同行頂けますか?」
坂本の言葉に、玲子は足を止めた。
「それは、行かなきゃならないんですか?絶対に」
聞くと桂が、いえ、と短く答えた。
「ではお断りします」