流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
「じゃ、れいちゃん。行ってくるね」

「ごめんね、希美」

「すいません、うちの子まで…」

『いってきまーす』

希美のバンに乗って、幸姫とゆうきは幼稚園に向った。

「こうきはやすみのあいだなにしてたんだ?」

「あのね、みんなでしんかんせんにのったの!」

「えー、いいなぁ。おれなんてどこにもいかなかったんだぜー?」

ゆうきとあれこれ京都での話をしていると、あっという間に幼稚園に到着した。

「はい、2人とも到着したよー」

そう言って、希美がドアを外から開けてくれた。

「それじゃ先生は車を置いてから行くから、2人とも先に中に入っててね」

『はーい』

2人で仲良く教室へと向かう。

「おはよう」

「おはよー」

教室で友達に挨拶をする。時間がきて、希美が部屋の中に入ってきて、みんなでお遊戯をしたりして過ごす。

お昼には、行くときに間に合わなかったと、慌てて作って持ってきてくれた玲子のお弁当を食べ、みんなで遊んで、1日がまた終わった。


「それじゃぁみんな、来週は待ちに待った運動会です。お父さん・お母さんにも、ちゃんと今日配ったプリントを、もう一度渡してね」

『はーい』

「はい、それじゃみんな。また明日」

「せんせーさよーならー!」

先生からもらったプリントを、なくさないように小さく折りたたんで鞄の中にしまう。

「こうき!かえるぞー!」

「うーん!」

ゆうきとゆうきの父親と3人で、マンションまで帰る。帰り道では、運動会の話で盛り上がっていた。
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