流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
「…怖かったな」
優しい声。本当に、さっきまで斬りあいをしていたとはとても思えない。
「血が出ておる」
そう言うと、着物の袖をビリッと破り、幸姫の腕に巻き付けた。
…やさしいおじいちゃん。
自分を気づかい、微笑んでくれるその表情には、どこか安心感すら感じた。
だけど。
「…おさむらいさん、しんじゃったの?」
震えながら、小さく呟いた。
「はっはっは!大丈夫、死んではおらんよ」
「…ほんとう!?」
ばっと顔をあげると、ニッコリと笑っているその顔が見えて、幸姫はほっと、安堵した。
優しい声。本当に、さっきまで斬りあいをしていたとはとても思えない。
「血が出ておる」
そう言うと、着物の袖をビリッと破り、幸姫の腕に巻き付けた。
…やさしいおじいちゃん。
自分を気づかい、微笑んでくれるその表情には、どこか安心感すら感じた。
だけど。
「…おさむらいさん、しんじゃったの?」
震えながら、小さく呟いた。
「はっはっは!大丈夫、死んではおらんよ」
「…ほんとう!?」
ばっと顔をあげると、ニッコリと笑っているその顔が見えて、幸姫はほっと、安堵した。