流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
暫くして、戻ってきた佐助の後ろには、見たことのある姿があった。

「お主は…」

玲子のお隣さん、早坂だった。

「幸姫ちゃん。居なくなったって…」

心配そうな表情を浮かべている早坂を、佐助はソファーに座らせた。

「じゃ。そう言う事なんで、悪いんですけど、留守をお願いしますね」

「は?」

「ほら若。行くんでしょ」

そう言って、佐助は幸村の腕を引っ張り、部屋を出て行った。
< 202 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop