流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
暫く探しまわっていると、見覚えのある場所に出てきた。

「…っ!」

道路脇に、ポッカリと穴が空いていた。


まさか…


辺りをキョロキョロと見回していると、不思議そうに佐助が声をかけてきた。

「若、どうかしたんで…あっ!ちょっと!」

佐助が言い終わらないうちに、幸村はその穴の中へと入っていく。


間違いない。
この場所は…


奥へと進んでいくにつれて、少しずつ穴が大きく広がっていく。

「なんなんですか、ここ」

怪訝そうに、注意深く辺りの気配を探りながら、佐助は幸村の後に続いた。


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