流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
「お館様!」

傍に駆け寄ると、頭を深く下げて跪いた。

「申し訳ございません」


戻ってきたのだ。
もといた場所に。


戻ることができたのだ。
主の元に。


と、ふと、何かが動いたのが見えた。視線をやると、探していた人物が、少しだけ困惑した表情を浮かべながら、さっと隠れていた。

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