流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
再会
輝く星
陽が落ち、辺りに鈴虫の鳴く声が小さく鳴り渡っていた。
真っ暗な部屋の中で、小さな2人の少女が蹲り、泣いていた。
「こんなところで何をしているの」
びくっと2人の肩が震えた。
そっと幸姫が顔をあげると、そこには見た覚えのある顔があった。
「あ…」
そこにいたのは暁だった。
なぜだかわからないが、幸姫は少しほっとした顔をする。そんな幸姫の様子を感じ取ったのか、亜姫も顔をあげた。
「逃げたって聞いたから、君たちを探してたんだ」
そう言いながら、暁は幸姫達に近づく。亜姫はびくっとして、幸姫にしがみついた。
「…れいちゃんに会いたい。おうちにかえりたい」
目に涙をためながら幸姫が呟いた。亜姫もぐすっと泣きそうになるのを堪えながら暁を見つめた。
「もう少しだけ、我慢してもらえるかな?」
暁が少し困ったような表情を浮かべながら言うと、2人はまた小さく泣き出した。
「何をしているの、咲庵」
入口の方から女性の声が聞こえてきた。だが、玲子の声ではない。2人はぴたりと泣きやんだ。
「殿がお待ちよ。急ぎなさい」
女性はそう言うと、そのままどこかへ消えていった。
真っ暗な部屋の中で、小さな2人の少女が蹲り、泣いていた。
「こんなところで何をしているの」
びくっと2人の肩が震えた。
そっと幸姫が顔をあげると、そこには見た覚えのある顔があった。
「あ…」
そこにいたのは暁だった。
なぜだかわからないが、幸姫は少しほっとした顔をする。そんな幸姫の様子を感じ取ったのか、亜姫も顔をあげた。
「逃げたって聞いたから、君たちを探してたんだ」
そう言いながら、暁は幸姫達に近づく。亜姫はびくっとして、幸姫にしがみついた。
「…れいちゃんに会いたい。おうちにかえりたい」
目に涙をためながら幸姫が呟いた。亜姫もぐすっと泣きそうになるのを堪えながら暁を見つめた。
「もう少しだけ、我慢してもらえるかな?」
暁が少し困ったような表情を浮かべながら言うと、2人はまた小さく泣き出した。
「何をしているの、咲庵」
入口の方から女性の声が聞こえてきた。だが、玲子の声ではない。2人はぴたりと泣きやんだ。
「殿がお待ちよ。急ぎなさい」
女性はそう言うと、そのままどこかへ消えていった。