流れ星に願いを 〜戦国遊戯2〜
「こんばんわ」

幸姫がぺこりとお辞儀をしながら、信長に向って挨拶をした。

「幸姫!?」

慌てて幸姫を自分の方へと引き寄せる玲子。信長は少しだけ眉を動かすと、静かに口を開いた。

「うん…?童よ、名は何と申す」

聞かれて幸姫はニコッと笑って答えた。

「あおやぎこうき!」

はいっと手をあげて答える幸姫に、ほぅ、と信長は呟いた。

「おじさんは?」

幸姫が首をかしげながら信長に問いかける。

「…織田信長だ」

にやりと笑って答える信長に、幸姫はぺこっとお辞儀をする。

「おじさんも、れいちゃんのおともだち?」

聞かれて信長は小さく笑った。玲子は呆気にとられて言葉が出なかった。
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