はしりがき(足跡帳)
最初の始まりは普通です。


出会いがないと嘆く女性からのメールから始まります。


境遇は様々。


学生さん、OLさん、看護師、保育師、富豪、フリーター、etc、etc…


で、軽い挨拶から始まります。


当然、返事なんかしません。


すると、次のメールが来ます。


「メール見てくれた?写メも送ってたけど?」


なんて、軽くジャブw


い、いや、み、見たいなんて思ったり思わなかったりw


ぐっと堪えて無視します。


「相談なんだけど……」


見ず知らずの、しかも出会い系に登録しているようなヤツに相談する時点で、もう頭がアレなんですが、僕も古い人間、この時代、そういうことが無きにしも非ずと、思ったり思わなかったりw


歯軋りして無視します。


「院長から誘われてるの・・・」(この時は歯科衛生士でした)


メールは続きます。


で、この方は純潔だったらしく、院長に捧げるのは嫌だ、それだったらあなたへ、と、もう頭に何か湧いてるとしか思えないw


で、無視し続けると、しばらく怒りますw


「こんなにメールしてるのに…私の気持ち…」とか。


いや、1回も返事してねーしw


で、更に物語は進み…


「今、トイレにいるの!両手でドアを押さえてる。助けて!」


便利な世の中ですねー。


トイレの中からもメールが打てる時代です。


つか、両手で押さえててメールはどうやって打ったんでしょう?


つか、通報しろ!w
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