minimum

「わかった〜約束するよ♪
戻ってきてあげるからっ!
泣かないでよ。」


唇が重なる‥
舌が入ってくる‥
これを快感に感じる。


「行かないで‥」


まるで捨てられた
子犬の様に無駄な言動。
後が苦しいのは解っているのに
このザマ‥


愛されてなくても
繋がっていたいと思ってしまう
あほな脳みそ。


うんざりだった。


幾度となく
手首に剃刀を当てた。
その度に手が震えた。
情けない。
怖いんだ‥


死ぬのも
生きているのも‥


あの日は何故か
それを強く感じた。
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