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「誰〜?留乃ちゃんて!」
と空気読まずに唯が
僕の腕に絡み付いてくる。
僕はそれを思い切り振り払うと
陸の方を叩き
「ごめんって‥何がだよ!」
と言った。


しばらく沈黙が続いて
店から出る客が
「おー、おー
姉ちゃんの取り合いかあ?」
と、冷やかしてくる。


すると黙っていた陸が
口を開いた。
「別に‥留乃ちゃんは
お前の彼女じゃないだろ。」


「は‥そんなの‥
そんなの解ってる‥」


「じゃあ何だよ
嫉妬する理由も俺を怒る権利も
お前にはない!」


ああそうだよ!
でも逃げたのはお前だ。
電話に出なかったり
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