外国人と日本美女












「…ん」









寝ていた海流が少し身動き





そしてムクっと顔をあげる









俺の顔を見るなり








俺の腕の中からすごい勢いで
とびのく










「海流?」









「ごめんなさい!!寝てしまって…
邪魔だったよね
しかもなんかザックに八つ当たりしてしまった感じになったし…

こんなはずじゃなかったの!!」







「海流、抱きしめたのは俺がしたかったからしたこと
邪魔なんて思わないし
さっきも言ったけど俺を困らせるくらいでいいんだよ?
まぁ、困ってもなかったけど」









「…でも……」









「あー!!でもじゃないの!!
海流?もっと素直になれ!!
俺がすべて受け止めるからさ!!」







「……うん…

ありがとう」








きゅん









ニコッと笑った海流が
かわいい







やばい








めっちゃキスしたい









「海流?」








「ん?」










俺を見つめて首をかしげてる












やばい!!反則だろ!!!









こんな状況なのに?





ん?こんな状況だからか?














とびのいた海流の前まで行き


抱きしめてから


顔を近づける…









海流も目を瞑る











そのまま唇を重ねた













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