外国人と日本美女
アラームの音で目が覚めた
お互い生まれたままの姿で
抱き合ってる
俺の隣には
寝ている海流
「海流?海流?」
「…ん」
お互い仕事があるから
もう起きなくちゃ
あと1時間くらいで海流のマネの金銅さんが来るらしいし
ゆっくりと瞳を開けた海流
焦点がまだあってない目をしょぼしょぼさせている
「おはよう」
と声をかけると
やっと視点が定まったのか
俺を見て
ニコッと微笑み
「おはよう、ザック」
と声をかけてきた
ちゅっ
とおはようのキスをして
海流の髪をなでる
「ザック、今何時?」
「ん?4時だよ」
まだ太陽が登っていないから余計に時間がわからなくなるときがある
「はぁ、準備しなきゃね」
「その前に聞いてほしいことがある」
俺は昨日、
海流の寝顔を見て決めたんだ
きょとんとした顔で俺を見る海流
「これから少しの間
俺の言動や行動は信じるな」