リラ冷えの頃に
例えアドニスに恋人と名の付く人が現れたとしても、リラは二人を邪魔するわけにはいかない。

胸を締め付けられる想いで二人を見守るが、合間を縫って会いに来てくれるアドニスにリラは一層惹かれる。

時には恋人よりもリラをの事を優先する事に、リラは切なくなることもあった。

その事でアドニスと恋人が巧くいかなくなく事だって多々あったが、その事に対してリラの想いは複雑だった。

私の所為で…。

私はアドニスに迷惑をかけてばかりいる…。

そんな自分に嫌気がさすが、アドニスを想う気持ちをリラは抑える事が出来なかった。



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