月の雫 -君と歩む彼方への道-
そろそろ季節は夏に近づいて気温も上がってる。
あんなにフードをがっつり下げて暑苦しいカッコしてると、かえって目立つのに。シルヴァイラのやつ。
「ほんとだ」
「相変わらず一匹狼だな」
シルヴァイラの周りは、きれいに空間が空いていた。
その空いた空間の真ん中に、廃墟のような灰色のフード姿。
またしても、魔道でも使って人を遠ざけてるんだろう。
(……ん?何だあれ)
ふと気づいた。
シルヴァイラの周りに張りめぐらされた、うっすら光る壁のようなものが見えるぞ。
あんなにフードをがっつり下げて暑苦しいカッコしてると、かえって目立つのに。シルヴァイラのやつ。
「ほんとだ」
「相変わらず一匹狼だな」
シルヴァイラの周りは、きれいに空間が空いていた。
その空いた空間の真ん中に、廃墟のような灰色のフード姿。
またしても、魔道でも使って人を遠ざけてるんだろう。
(……ん?何だあれ)
ふと気づいた。
シルヴァイラの周りに張りめぐらされた、うっすら光る壁のようなものが見えるぞ。