月の雫 -君と歩む彼方への道-
相変わらずのかすれた声でぽつぽつとそう話しながら、スープをつついてるんだか食べてるんだかわからないシルヴァイラを横目で見つつ。
オレは今さらながら気付いてた。
(これは……もしかして、ものすごく使えるのかも)
精神系魔道なんて、何の使い道があるんだって思ってたけど。
そんなことない。
下手すりゃ何にでも使える。
もしかして、こいつの持ってる精神系の魔道の力って、あなどれないかもしれない。
いや、あなどれないどころか……
どうにでも、使えるんじゃないか?
(とはいえ、どう使うのがいいんだろう……)
オレは食事をすることもすっかり忘れて、あごに手を当ててじっと考え込んでいた。
オレは今さらながら気付いてた。
(これは……もしかして、ものすごく使えるのかも)
精神系魔道なんて、何の使い道があるんだって思ってたけど。
そんなことない。
下手すりゃ何にでも使える。
もしかして、こいつの持ってる精神系の魔道の力って、あなどれないかもしれない。
いや、あなどれないどころか……
どうにでも、使えるんじゃないか?
(とはいえ、どう使うのがいいんだろう……)
オレは食事をすることもすっかり忘れて、あごに手を当ててじっと考え込んでいた。