月の雫 -君と歩む彼方への道-
「使える魔道の種類も多いのか?」


そんなオレの気持ちを知ってか知らずか。

ちらりとオレに冷たい流し目をくれる。



「ああ、そうだな。

物理攻撃系、補助系、回復系、なんでもこなすな、レイジュラは」

「……それ以外は?」

「それ以外だって?」


オレは一瞬面食らった。


「ああ……精神系か?」

「いや、それは、ぼくも相手がどの程度のレベルなのか大体わかる」

「……?」


何が聞きたいんだ?
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