月の雫 -君と歩む彼方への道-
オレは観念すると、壁の想念ひとつひとつに対してじっくり考えて、つぶしていくことにした。
それがきっと一番の近道だ。
(オレが一番正しい、だって?)
確かに、正しいこともあるかもしれない。
でも、そんな狭い考えにしがみついているから、他人のいいところが吸収できないんだ。
相手に優位に立たれるのが怖いんだ。
一度、自分が正しいと思う心を捨ててみたらどうかな?
「自分は間違っているかもしれない」と考えてみる。
そしたら、周りの正しさも、見えてこないかな……?
正しさは、きっと一種類じゃない。
自分が正しい、と思って他人を排除している気持ちをいったん脇に置いてみたら、きっと、みんなのいろんな考えや思いを受け容れることができるようになる……
オレは、ルカのいびきも気にならないほどに、自分の想念ひとつひとつについてただひたすら考えていた。
眠ることすら忘れて。
それがきっと一番の近道だ。
(オレが一番正しい、だって?)
確かに、正しいこともあるかもしれない。
でも、そんな狭い考えにしがみついているから、他人のいいところが吸収できないんだ。
相手に優位に立たれるのが怖いんだ。
一度、自分が正しいと思う心を捨ててみたらどうかな?
「自分は間違っているかもしれない」と考えてみる。
そしたら、周りの正しさも、見えてこないかな……?
正しさは、きっと一種類じゃない。
自分が正しい、と思って他人を排除している気持ちをいったん脇に置いてみたら、きっと、みんなのいろんな考えや思いを受け容れることができるようになる……
オレは、ルカのいびきも気にならないほどに、自分の想念ひとつひとつについてただひたすら考えていた。
眠ることすら忘れて。