月の雫 -君と歩む彼方への道-
「……」
シルヴァイラは聞いているのかいないのか、そっぽを向いたままだ。
「ぺアはお互いの信頼が大事なんだよ。
じゃないと下手すりゃ命とりだ。
だから、オレをそんなに遠ざけようとするなよ。
できれば、何でも話してほしいんだ。
何を思い、何を考えているのか、知りたいんだよ」
無言でオレを拒絶する細い背中に向かって、そんなことをくどくど言いながら。
オレは気づいてた。
――ペアって、本当にそんなものなのか?
レイジュラとはペアだったけど、さらっとした仲で、お互いのことにはそれほど干渉しなかった。
それでもうまくいっていたんだ。
シルヴァイラは聞いているのかいないのか、そっぽを向いたままだ。
「ぺアはお互いの信頼が大事なんだよ。
じゃないと下手すりゃ命とりだ。
だから、オレをそんなに遠ざけようとするなよ。
できれば、何でも話してほしいんだ。
何を思い、何を考えているのか、知りたいんだよ」
無言でオレを拒絶する細い背中に向かって、そんなことをくどくど言いながら。
オレは気づいてた。
――ペアって、本当にそんなものなのか?
レイジュラとはペアだったけど、さらっとした仲で、お互いのことにはそれほど干渉しなかった。
それでもうまくいっていたんだ。