月の雫 -君と歩む彼方への道-
「おい」


目の前の光景が信じられず、オレは思わず聞いていた。


「この傷、一体どうしたんだ」

「気にするな」


そっけないいらえ。


「気にするなって言われても……」


気になるに決まってるだろ。

どうしてこんなにたくさんの傷が……




というか……


ずいぶん肩のラインが丸いな。

それに、なんて華奢なんだ。



なんだか全体的にふわふわしてるぞ……
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