月の雫 -君と歩む彼方への道-
3.現象とキモチ
昼メシを食いに、その日の研修で一緒だったやつらと食堂へ向かった。
今日の研修は政治における魔道のかかわりの話で、中央に興味・特性のある人間しか受けてない。
さすがにシルヴァイラはいなかった。
(そりゃあいつは興味ないよな)
オレもさほど興味はないけど、たまたま時間が空いてたので覗いてみたんだ。
食堂は研修生たちでごった返してた。
「おい、おまえの相棒、あそこにいるぞ」
「え?」
一人のやつが指を差した先を見ると、広い食堂の隅っこでフードを深くかぶったシルヴァイラの姿があった。
今日の研修は政治における魔道のかかわりの話で、中央に興味・特性のある人間しか受けてない。
さすがにシルヴァイラはいなかった。
(そりゃあいつは興味ないよな)
オレもさほど興味はないけど、たまたま時間が空いてたので覗いてみたんだ。
食堂は研修生たちでごった返してた。
「おい、おまえの相棒、あそこにいるぞ」
「え?」
一人のやつが指を差した先を見ると、広い食堂の隅っこでフードを深くかぶったシルヴァイラの姿があった。