☆たったひとりのスーパースター☆
「え、あ、いや~」

さっきまで微笑んでカモーン状態だったわけだし、
邪険にはできないから、苦笑い。

「待ち合わせ?彼氏?」


テンパって、「いないです」って答えちゃった、そしたら、


「あ、えーと、ナナ?」

人違えた男性と一緒にその声のほうを振り返る。

「すみません、その子、ツレです」


まさに神、君臨、なんていうか、森で迷ったお姫様が、
魔女の手下につかまりそうになったところを、間一髪、
王子様が居合い切りにて成敗してくれる!から、
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