☆たったひとりのスーパースター☆
あ、胸か。

そう気付いて「うるさいな」って言った。


「でも、俺と一緒に寝たかったでしょ?」


何を言うか。


「バカじゃん」

私が苦し紛れにそう言い返したら、
私が後ろからまわした手を、やつがやさしく握った。

「おやすみ」

「おやすみ」

そう言って眠った、いつかのメリークリスマス。
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