☆たったひとりのスーパースター☆


まるで永久凍土が溶けてメタンガスが放出するような、


琥珀の中に眠る昆虫が目を覚まして動き出すような、



そんなデジャヴにも似た感覚に陥りながら、
ゆっくりと、ファイルを開いた。





そこには、SECRET TRACKと記されたmp3と、
Happy Birthdayって書かれたテキストデータがひとつずつあった。
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