☆たったひとりのスーパースター☆
最っ高に甘いなぁと思って、ひらめいた。


「飽和じゃない?」


「え?」

「この世の中、いま飽和なんだよ、ぜーんぶが」

「深いね?」

「だって私たち、普通に学校卒業して就職して、お金にも困ってなくて恋もして友達もいてさ、
それでも未だ何か足りなくてもがいてる、だから音楽やりたいんでしょ?」
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