☆たったひとりのスーパースター☆
その後、恵比寿で飲んでたいっしーが
そうちゃんちに来て、玄関先で叫んでた。

「あー俺梅雨ってまじ嫌い」


この男に用はないので、私は入れ違いで帰った。


この日そうちゃんが曲をCDに焼いてくれて、
歌詞をメールで送ってくれたんだけど、


「最後のファイルは、いっしーには内緒ね?」

って言ってた。

すっかり舞い上がっていた。

そして本当にわざとじゃなく、また傘を忘れた私。


この傘が戻ってきたのは、
ずーっとずーっと後のことになる。
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