叶恋~カナコイ~
橘くんは、私の髪の毛をかき分けるようにして触れた。



「しかも、さらさら…」




あまりに優しく触るから、多分あたし今…顔真っ赤…




橘くん…近いよ…




「ごめん…続きしよっか」






続きっっっ?!?!






「勉強の続き」




あっっ、そうだ!
勉強してたんだ!


あたしってば
なに変な妄想してるの!?








橘くん…
もっと触れてほしかった…



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