叶恋~カナコイ~
第3教室に着くと、中に橘くんが座って待ってくれていた。







ガラガラ…





「桜井…。」




「ごめんねっ。待った…?」



「待ってないよ。勉強はじめよっか、おいで」




「あっ…うん!」







橘くんって、こんな甘くて優しい声出すんだ…。




私は
橘くんの座っている席の真向かいに椅子を置いて座った。







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