天使のような微笑で
翌日。
事務所でマネージャーと今度のTV番組について打ち合わせをした。
その帰り、別室で打ち合わせをしていたアイドルグループの「DRY」のメンバー「シュウ」と会った。
10歳年下のシュウ。
だけど芸能界入りが早い彼は俺の先輩。
噂で一般人と付き合っていると聞いた。
ちょっと気になって声をかけた。
「あのさ・・・」
何て切り出して良いのか分からず声をかけたのに黙り込む。
そんな俺にシュウが眉間にシワを寄せる。
「CD聞いてますよ。すっごいカッコいいじゃないっすか」
俺が年上だという事もあり、事務所の後輩なのに敬語を使ってくる。
「うん。ありがとう」
年上なのに俺の方がガキっぽい。
うつむいたままの俺にシュウの眉間は更に深くなる。
「時間ありますか?」
顔を上げるとニット帽を目深にかぶり、マフラーをまいて口元を隠しているシュウ。
「お茶でもしませんか?」
誘われた。
俺も慌てて黒ぶちダテメガネをかけ、シュウの後について行った。
事務所でマネージャーと今度のTV番組について打ち合わせをした。
その帰り、別室で打ち合わせをしていたアイドルグループの「DRY」のメンバー「シュウ」と会った。
10歳年下のシュウ。
だけど芸能界入りが早い彼は俺の先輩。
噂で一般人と付き合っていると聞いた。
ちょっと気になって声をかけた。
「あのさ・・・」
何て切り出して良いのか分からず声をかけたのに黙り込む。
そんな俺にシュウが眉間にシワを寄せる。
「CD聞いてますよ。すっごいカッコいいじゃないっすか」
俺が年上だという事もあり、事務所の後輩なのに敬語を使ってくる。
「うん。ありがとう」
年上なのに俺の方がガキっぽい。
うつむいたままの俺にシュウの眉間は更に深くなる。
「時間ありますか?」
顔を上げるとニット帽を目深にかぶり、マフラーをまいて口元を隠しているシュウ。
「お茶でもしませんか?」
誘われた。
俺も慌てて黒ぶちダテメガネをかけ、シュウの後について行った。